最近のマジックブームの中、手品用に通貨を加工するなどして摘発されるケースが相次いでいる。北九州市のマジックショップ経営者(41)が3月、手品に使う模造千円札約1000枚を中国から輸入しようとして大阪税関関西空港支署に押収されていたことも新たに判明。同支署や大阪府警は関税法や通貨及び証券模造取締法に触れる恐れもあるとみて捜査している。摘発されたマジシャン側からはマジックの衰退を心配する声も出ているが、捜査当局は「取り締まりの目はくらまされない」とばかりに、今後も厳しく対応する構えだ。
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財務省国庫課は「手品用の模造品でも、例えば暗がりで使われた場合には本物と間違える可能性も高く、適法とは言えない」との見解を示している。
中国から輸入しようとしたお札のフラッシュペーパー。当局も引かない模様。
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