日本最古の奇術書「神仙戯術(しんせんげじゅつ)」の初版本を、奇術書収集で知られる愛知江南短大の河合勝教授(60)が発見した。奥付の記述からこれまで不明だった発行年が、江戸中期の元禄9年(1696年)であることが判明、奇術史研究上、貴重な発見という。
初版 日本最古のマジック本 あった!元禄9年「神仙戯術」。中国・明時代の文人・陳眉公著の訳本。明(1368-1644)末期の人ですが、実際に向こうで本になったのは、世界最古の奇術解説書といわれる「妖術の開示」(1584)とどっちが古いのでしょうか。ちなみに「妖術の開示」は、【Amazon】で売ってたりします。この辺に興味のある方は、「大江戸奇術考」(泡坂妻夫著・平凡社新書・680円+税)を読むとよろし。