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大人のためのミステリー手品

『大人のためのミステリー手品』。芦ケ原伸之著・PHP研究所。前書きの日付が2004年6月。奥付は8月6日。本のオビにも芦ケ原氏が6月に亡くなられたことには触れていず。間に合わなかったのかなあ。正直、中身はあまり期待せずに読んだのですが、これが知らないネタが満載でびっくり。現象とトリック解説が1ページずつという構成で全69個。ホントにできるのか(^_^;)、と思うのもありましたが面白かったです。「ストッキングが踊り出す」というのが、実際見たらインパクトあるだろうなあ。「思い通りにコインの裏と表を出す」「コップがななめに立つ」は、さっそく練習をはじめました。芦ケ原氏といえば、高木重朗氏との共著で『いじわるパズル』(1990・ごま書房)という本も出していて、ここからもかなりネタを仕入れたなあということを思い出しました。