『ザ・マジック Vol.59』。「カズ・カタヤマのシルクマジック」号。新連載でもない連載がタイトルというのはどうかと思いますが(^_^;。で、注目の藤山新太郎氏の「そもそもプロと言うものは」。前回に続いて種明かし問題についてとりあげ、テレビ局に実際に交渉に藤山氏の体験談と、口先だけで行動に移さないアマチュアのマジック愛好家に対する非難が語られています。藤山氏、いろいろご苦労された模様。そうした経験の上で、
僕は奇術師だよ、芸能に生きる者にとってテレビ局はお得意様だよ。お得意様に文句言って、謝罪させて、それで得意になってたら大馬鹿者だよ。そんな事したら奇術師として生き行く上でいい結果は一つもないんだ。
というのは、かなりの本音トーク。やるのかやらないのか、どっちよ?と思っていた協会の態度がテレビでの種明かし問題については関せずと宣言するのならば、それはそれでアリだと思うので自分の中ではノー問題だったりします。ただ、アマチュアに対する悲観は、「そもそもアマと言うものは」そんなもんなんで、藤山氏期待しすぎなのではないかと。あと、
種明かしをした人を排除したらいけないと思うよ。そんな事をすれば狭い世界が余計狭くなるもの。
というコトについては、一度でも一般の人にタネの秘密をバラしたら二度とマジシャンの世界には戻れないくらいでいいのではないかと、最近思ったりする今日この頃。というか、マジックをやる前はマジシャンの世界というのはそういうものだと思っていたし(^_^;。で、最後に正義の味方について書かれいますが、誰も味方になってくれなくても、誰もほめてくれなくても、自分の信じることのために闘うのが正義の味方なんだよなーと70年代の正義の味方好きとしては思ってしまいました。まあ、その信じたことが間違っていると困るのですが(^_^;。