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マジック関連書籍新刊

「デレック・ディングル カードマジック」

『マジシャンをだますマジシャン」デレック・デシングルの作品集、本邦初公開!アメリカのマジック界を代表するクロースアップ・マジックの名手が繰り出す巧妙な技法と斬新なアイデアが見る者に与えるインパクトは、まさしくエンターテイメントの真骨頂です。23枚のトリックカード付き。

リチャード・カウフマン著、角矢幸繁訳、TON・おのさか編集。東京堂出版。4,095円。

「手妻のはなし 失われた日本の奇術」

「手妻」、それは日本人が考え、独自に完成させたマジックのこと――。古くは奈良平安期の散楽、猿楽に遡り、大道芸として発展、江戸期に娯楽見世物となり大成した大衆芸能である。「水からくり」「浮かれの蝶」「呑馬術」など精緻を極めていくトリックの数々――時代の変遷と共に日本人はエンターテイメントとして何を求めてきたのか……唯一の継承者がその発展、消長を振り返る。

藤山新太郎著。新潮選書。1,680円。

「マジック☆ラビット」

手品師のレイと助手ウサギのバニーは、いつでもなにをするのもいっしょ。毎週土曜日には、ふたりで街にくりだし、広場で手品をしているんだ。ところがある土曜日、ふたりははなればなれになってしまった!ファンタジーの名手、岡田淳の訳が見事にマッチした、信じあうふたりのすてきなマジック・ストーリー。セピア色の絵に、キラキラ星の黄色が印象的です。細部までおもしろい発見が!

アネット・ルブラン・ケイト作、岡田淳訳。BL出版。1,680円。